Tiger1200 GT PRO

2024年モデルでは低速でのコントロール性向上のためにクランクシャフトからバランサーまで改良されたほか、長距離走行での疲労軽減に大きく影響するエルゴノミクスにも手が入れられたTiger1200 GT PRO。

今回、エンジン慣性を高めるためにクランクシャフト、オルタネーターローター、バランサーを変更し、さらにエンジンのキャリブレーションを変更することで、トライアンフのエンジニアリングチームは、よりスムーズで正確な低回転域でのトルク伝達を実現。加速時や減速時、特に低速走行時に、スムーズさを向上。また、クラッチの設計も刷新され、ライダーはファーストギアにチェンジする際に、よりスムーズな噛み合いを体感することができます。

ライダーシートはよりフラットな形状に再設計され、ライダーにより広いスペースを提供することで、長距離走行時の疲労を軽減します。付属のシートはシート高を二段階に調整が可能で(20mm)、最低シート高はGT Proで830mm、Rally Proで855mmまで下げられ、快適性を大幅に向上させています。また、クラッチレバーの形状も見直し長距離走行時の快適性を更に高めています。

Explorerモデルで好評を博したダンパー付きハンドルバーとライザーは、よりスムーズな乗り心地とミラーの視認性を高め、フットペグの位置を引き上げることでコーナリング時のバンク角をより深くとることができます。

また、減速して停止する際にリアサスペンションのプリロードを下げシート高が最大20mm下がることで、ライダーに大きな安心感を提供する「アクティブ・プリロード・リダクション」機能も新採用されました。