驚愕の89.5cm?! シート高のお話。

デビューフェア絶賛開催中の【NEW TIGER 1200】
もちろん、ご試乗も受付中で神戸のデモバイク(試乗車)はハイエンドモデル「RALLY EXPLORER」。


お目当ての実車をご覧いただいた皆さま全員の第一声が「高っ!!」(笑)車両価格(も、ソコソコですが)では無くシート高の事です。
そりゃそうです。

スペック上では875mm – 895mmとTIGER史上(トライアンフ史上)もっとも高い数値となっています。
「イギリス人がイギリス人のために作ってる」のだから仕方ないと仰る方もなかにはいらっしゃいますが。。。

ちなみにイギリス人の平均身長は男性が177cm(女性は163.5cm)。
日本人の平均身長男性170.7cm(女性は158cm)と比較して確かに高いイギリス人ではありますが、身長の45%を基準とした場合の股下で見ると79.65cmとなり足の長いイギリス人とて決して楽ではないシートの高さですよね。

昔聞いた話によるとバイクを生産する際のシート高の基準についてはマーケットが大きな欧米地域の平均身長(175cm~177cm)を中心というわけでは当然なく、全世界の男性の平均身長173cmとしているらしいのですが、そのバイクのエンジンを基準にフレームができあがりそれに応じたサスペンションやタイヤサイズを決定した後に操作性や重量バランスが最適になるように着座位置を決定、つまりシート高は最後の最後に決まる「結果」でしかないそうです。

関西風に言うと「バイクは走ってナンボ(笑)」。止まった時の事(足つきなど)との両立は難しいんでしょうね。

ここ最近のスーパースポーツやアドベンチャーバイクのシート高がドンドン高くなっているのはこういう理由もあるんでしょうね。

この「シート高」という数字は私も含めて皆さんが非常に敏感になるのですが、スペックの数値だけで判断してしまうと、希望の車種を絞ってしまう事にも繋がりますし同じ数値でもシートの形状や車体の幅、乗った時に体重によってサスペンションの沈み込む量によって「足つき」というのは大きく変わります。本当に大きく(笑)

トライアンフのモデルはシート高があってもシートのクッションが快適性重視で厚めに設計されていたりするのでオシリが乗るとまず1~2cmは下がり、さらにはツインエンジン、トリプルエンジン共にスリムで大きく拡げることもなく足をまっすぐ降ろせるモデルが多く同じ数値のバイクと比較しても足つきは良い方ではないかと思いますので是非ともショールームで実際に跨ってご自身で確認されることをお薦めいたします。

ちなみにデモバイク(試乗車)であるNEW TIGER 1200 RALLY EXPLORER。
オフロードバイクにアリがちな柔らかいサスで跨ったらグニュっと沈み込むのかと思いきやほとんど下がりません(泣)
これはセミアクティブサスペンションという硬さなどが可変させることができる機構のためで究極のオフロードクルーザーを目指して設計されたNEW TIGER 1200はクルーザーの部分であるオンロード(舗装路)も快適に走れるようになっているためで、メーター上でサスペンションのモードを「コンフォート」に切り替えるとヴーンという作動音と共に車高が少し下がりサスペンションが柔らかく荷重をかけると車体も沈み込みます。こちらも併せてショールームでご体感くださいね!

とはいえ、、、高いのは違いないのでご試乗される際は出発する前に簡単な足つきチェックをさせていただきます。スタッフが危険と判断した場合はお客様の安全を第一に配慮しご試乗をお断りさせていただきますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。